正妻獲りへ!清水 打でもアピール 和田監督称賛「十分勝負になる」

[ 2014年2月17日 07:32 ]

<D・神>4回、2点適時三塁打を放ち滑り込む清水

練習試合 阪神4―5DeNA

(2月16日 宜野湾)
 開幕スタメンマスク争いが面白くなりそうだ。DeNAとの練習試合に先発出場した阪神・清水が攻守に活躍し、打って守れる捕手を猛アピールした。

 「(センターから右方向への意識を持ちつつ)2ボールだったので真っすぐをセンターへ打つ、の2段構え。積極的に打てたのは良かったと思う」

 まずは3回の第1打席。2番手・高崎の代わりばなをとらえた。バットを本来より指一本分短く持つと、コンパクトに速球を振り抜いた。白球はグングン伸び、センター・荒波の頭上を越す二塁打。先制の起点になると、続く4回2死二、三塁では、同じく高崎から今度は左中間へ。一気に三塁を奪う2点打で、これまでウイークポイントだった打撃の成長を見せつけた。

 評価の高い守りの部分もそつなくこなした。「無死満塁を抑えられたのは良かった。投手の自信にもなるし、いい配球、リードができました」と振り返るように、捕手としての見せ場は6回無死満塁からだった。アップアップの2番手・岩本を冷静にリードし、金城、筒香、加藤の3人をピシャリと封じ込めた。これも昨年、自己最多の39試合に出場した経験が生きているからこそ。結果、秋山、岩本の両右腕を巧みに引っ張り6回無失点とアシストに成功した。

 和田監督も「岩本が抑えたのは清水のリードによるところも大きい。(打撃は)内容が良かったね。結果も出たし。もともとは打てる捕手だったのが、少し弱くなっていた。これぐらいの打撃を続けてくれたら、十分勝負になる。刺激も多いだろうし」と称賛した。

 藤井だけでなく、DeNAから鶴岡も加入。日高、小宮山、梅野とライバルは多いが、競争激化は望むところだろう。プロ8年目。虎視眈々(こしたんたん)と「開幕」を狙っていく。

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2014年2月17日のニュース