紅白戦炎上から2週間…松葉、原点回帰で2回0封「らしさ出せた」

[ 2014年2月17日 06:09 ]

<ロ・オ>先発で2回無失点と好投したオリックスの松葉

オープン戦 オリックス4―7ロッテ

(2月16日 石垣)
 オープン戦の開幕となったロッテ戦で逆転負けする中、オリックスの光明は“開幕投手”を務めた2年目の松葉だ。初回を3者凡退で滑り出すと、2回に2安打を浴びたものの、最後は清田を二ゴロ併殺に仕留め無失点。「自分らしさを出せた」と胸をなで下ろした。

 キャンプ初の紅白戦(3日)では1回5失点。コントロールを意識しすぎて自分を見失った。「捕手やいろんな人に自分がどういう投手かを聞いて反省した。とにかく腕を振って、多少甘くなってもファウルを取れるように意識した」と原点回帰。昨年、デビューから3連勝した思い切りの良さを取り戻した。

 1月の高知・宿毛での自主トレ中に交通事故に巻き込まれて左手首を負傷。意気込んだ紅白戦で大炎上するなど何かと注目を集めるが、森脇監督は「今の力をしっかり出せた」と納得顔。3日の紅白戦後に、この日の登板は一時白紙となったが、期待を込めて送り出してくれた指揮官の思いに応えた。

 ただ、松葉自身は「崖っぷち」と表現する。外国人枠の問題もあるが先発候補のマエストリも2回無失点と好調で、開幕ローテを狙うライバルは多い。「逆球も多かった。修正しなければ」。次のチャンスに向けて鋭い目に変わった。

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2014年2月17日のニュース