ゴメス 20日にベール脱ぐ!来日から10日で実戦デビュー

[ 2014年2月17日 07:30 ]

鶴岡(左)に向かってポーズを決めるゴメス

 阪神4番候補のデビュー戦が決まった。スロー調整を許される立場ながら、新助っ人のゴメス(ナショナルズ)が20日に予定されている紅白戦で初実戦に挑むことが16日、分かった。「紅白戦は出る予定」と球団関係者が明かした。「4番・DH」で2打席程度の出場が有力。V奪回のキーマンが、来日からわずか10日目にして実戦モードに突入する。

 1月27日に誕生した長女の体調不良が理由で来日が遅れ、沖縄入りしたのは10日。わが子の体調を心配しながらも母国ドミニカ共和国では弟らと練習してきた。キャンプ合流後は調整遅れを心配する周囲の不安をバットで、日々、一掃してここまできた。

 宜野湾でDeNAとの練習試合があったこの日は、宜野座に残り、初のランチ特打を敢行。89スイングで柵越えこそ6本に終わったが、過程は順調と言っていいだろう。打撃投手を務めたオマリー打撃コーチ補佐も「きょうのバッティングは良かった。時差ボケが残る中、(まだ来日から)1週間もたっていないのにね」と目を細めた。

 近年来日した新助っ人と比較しても調整過程は速い。マートンの移籍1年目は来日から16日目、また昨年のコンラッドは14日目が初実戦だった。

 紅白戦では能見、メッセンジャーが先発予定。味方相手ながら一線級の投手とガチンコ対決となる。「自分ができる範囲のことをやって結果を出したいね」。絶好の練習舞台で、期待の長距離砲がベールを脱ぐ。

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2014年2月17日のニュース