広島・堂林 フリー打撃で今季1号 三塁奪回にも意欲

[ 2014年2月4日 05:30 ]

特守を終え罰ゲームを免れ渾身のガッツポーズを見せる堂林(中央)

 巻き返しを誓う広島・堂林が3日、春季キャンプ初となる実戦形式の練習でいきなり“1号”本塁打を放った。3日目に実施された、若手投手相手のフリー打撃。先発枠を目指す3年目・戸田の内角球を見事にとらえた。両翼99メートルと広い天福球場の左翼ポール際へ、打球はライナーで吸い込まれた。

 「生きた球に相対すると、やっぱり力みが出てくる。もう少しキレイな打球を打ちたかったですね。ま、でも、結果はスタンドを超えたので…」

 芝生席まで届いたとはいえ、左へわずかにドライブした打球。内容、結果に手応えと不満が交錯する。それもこれも“原点回帰”への取り組みが順調だからこそだ。

 昨秋に続いて今春も、三塁だけではなく外野の守備練習にも取り組む。が、狙うのはホットコーナー奪回、その一点だ。実戦形式の初練習で、さい先よい一発。22歳に春風が暖かく吹き付けていた。

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2014年2月4日のニュース