“荒れキャラ”返上だ!中日・浜田 高橋周のバットへし折った

[ 2014年2月4日 07:37 ]

フリー打撃に登板した浜田

 高卒2年目左腕が開幕ローテ入りに猛アピールだ。中日の浜田が3日、打撃投手として打者と初対戦。昨季は制球難で1軍昇格が果たせなかったが、力のあるストレートをゾーンに投げ込み、高橋周のバットをへし折る快投を見せた。

 「ストライクを取ることを一番注意して投げました。去年より格段にいい。“荒れキャラ”ではいたくないので」

 昨季のウエスタン・リーグではダントツの11死球。紅白戦でも選手が打席に入るのを怖がるほどだったが、まるで別人だった。最初に対戦した谷には24球中、ボールは4球で安打性3本。高橋周には22球中、ボールはわずか2球で、鋭い内角球でバットを折るなど安打性3本に抑えた。

 森ヘッドコーチは「ブルペンより打者相手の方が良かった。ほとんどのヤツが期待以上に投げている」とニヤリ。チームの今季初実戦となる15日の韓国KIA戦(北谷)での登板が濃厚で、結果を残せばその先も見えている。

 高校時代は阪神・藤浪、日本ハム・大谷と「高校ビッグ3」とまで言われた大型左腕が、1年遅れでブレークの予感を漂わせ始めた。

 ◆浜田 達郎(はまだ・たつろう)1994年(平6)8月4日、愛知県生まれの19歳。愛工大名電では2年秋の神宮大会準V。3年は春夏甲子園出場。12年ドラフトで大谷(日)、藤浪(神)と高校ビッグ3と称され、2位指名で中日入団。昨季は2軍で20試合登板も制球難で2勝8敗、防御率6・39と振るわなかったが、12月の台湾ウインターリーグでは4試合で防御率1・80の好成績を残した。1メートル84、90キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

2014年2月4日のニュース