マートン バース超え意識、通算安打あと53本でタイに 準備は万全

[ 2014年1月30日 08:38 ]

来日したマートンは笑顔でサムアップ

 阪神・マートンはしっかり視界にとらえていた。現在、通算安打数は690本。あと53本で並ぶバース氏の記録を塗り替えることに意欲を示した。

 虎史上、最強助っ人が持つ外国人としての球団最多通算安打は743。マートンの来日4年目までの1試合平均の安打数は1・25。このペースなら5月中旬にもシーズン54安打目を放ち、新記録を達成できる。

 「自分がそれだけヒットを打つことができたのも試合に出ることが必要。試合に出る機会を与えてくれたチームに感謝したいです。積み重ねでヒットを打つことができたので、来年以降はまだわからないけど、これからも続けていきたい」

 シーズンに向けたモチベーションは早くも高まっている。

 昨季は4番も務めるなど143試合に出場して打率・314、178安打で2年ぶり、自身3度目の最多安打のタイトルを獲得。一昨年の不振から見事に復活した。

 1年契約での阪神残留を決めた今オフは、重点に置いた下半身強化と平行し、12月中には打撃投手を相手にしたフリー打撃を開始するなど順調に準備は整えてきた。

 昨年の12月中旬には第4子となる三男が誕生し、家族6人で迎えた新たなシーズン。新加入の助っ人ゴメス(ナショナルズ)についても「しっかり打てるバッター。まずは自分のことがもちろんだけど、手助けできることがあれば、手助けしたい」と共闘に意欲を示した。

 「2月1日がスタート。2月1日が楽しみだよ」

 昨秋に就任したオマリー打撃コーチ補佐の協力を得ながら、V奪回に全力を尽くしていく。

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2014年1月30日のニュース