西武第２球場にスタンド新設　「立ち見つらい」受け、これまではベンチ

現在の西武第２球場の一塁側には４人掛けのベンチが並べられているだけ

　西武が、西武第２球場（埼玉県所沢市）にスタンドを新設することが２９日、分かった。同球場は１軍の練習場、２軍の本拠地として使用されているが、スタンドは併設されておらず現在は一、三塁側に計１６台の４人掛けベンチが並べられているのみ。

　利用者からは「早く来ないとベンチで座って見ることができない。ずっと立っているのはつらい」という声も出ていた。現状をみかねた球団は、一塁側にファン向けのスタンドを設けることを決めた。

　第２球場は、西武ドームと同じ敷地内にあり、今季は２軍の公式戦が４４試合も組まれている。２軍本拠地というだけでなく年始からは中村、浅村らが自主トレで使用。ハワイから帰国した岸、菊池、牧田らも今月中旬から汗を流した。主力が集結することもあり連日多くのファンが訪れており、球団関係者は「西武第２球場も大切な本拠地です。ファンの方も、いい環境で観覧してもらいたい」と話した。

　隣接する西武ドームでは、フィールドが一望できるボックスシートのオーナーズレストランを３月にリニューアルした。関係者は「（第２の）スタンドは５年以内には新設したい」と構想を明かし、新たなスポットとしてＰＲしていく考えだ。