バレ 2・1キャンプ間に合わない 衣笠社長「物理的に不可能」

[ 2014年1月17日 05:30 ]

12年、バレンティンと来日していたカルラ夫人

 米フロリダ州で妻への監禁と暴行の疑いで逮捕されたヤクルトの外野手、ウラディミール・バレンティン容疑者(29)が15日(日本時間16日)、マイアミ市の裁判所に出廷し、5万ドル(約525万円)の保釈金支払いと夫人への接触制限を条件に保釈された。16日(同17日未明)に記者会見を開く予定で「あした(話す)」と言い残して車に乗り込んだ。

 バレンティン容疑者は12日に離婚協議中で別居しているカーラ夫人(32)の家に窓から侵入。腕をつかみ、寝室に閉じ込めるなどしたとして逮捕された。保釈後にマイアミに到着した奥村政之編成部国際担当次長は「(留置施設から)出られたからいいというわけではない。日本で騒ぎになっていることを伝えたい」と厳しい口調。バレンティン容疑者が自宅に戻っていたため、電話で事情を確認した。

 現在、パスポートは弁護士が管理。同容疑者は現地時間の24日に裁判所に出廷し、日本への出国が審理される。2月1日から沖縄・浦添で春季キャンプが始まるため、球団は外国人選手には28日までに来日するように通達。しかし、容疑者として、海外渡航が制限される可能性もあり、仮に出国が認められても、それから就労ビザを申請して取得するため、衣笠剛球団社長兼オーナー代行は「28日(の来日)は物理的に不可能。ただ1週間遅れとか、そのくらいに来日してほしいという強い希望を持っている」と話し、キャンプインには間に合わないとした。

 さらにバレンティン容疑者が起訴される可能性も残されているが「それは分からない」と衣笠社長。球団側の処分については事実関係を把握した上で判断され、「逮捕されたことは事実なので、それに対して現地で整理をした上で日本に来てやってほしい」と話した。

 ▼ヤクルト・小川監督(バレンティン容疑者のキャンプ合流時期について)その時(日本への出国が認められてから)初めて考える。こういう状況だから練習もあまりしていないだろうし…。

続きを表示

この記事のフォト

2014年1月17日のニュース