秋山氏は謙そん「もらっていいのかな」 亡き母への感謝も

[ 2014年1月17日 18:23 ]

野球殿堂入り

 俊足強打に加え、バック宙でのホームインや華麗な守備などで観客を沸かせてきたソフトバンクの秋山監督は「もらっていいのかな、と思いながらここに来た」と謙そんしながらも「野球界を支えてきた先輩がいる中で選んでもらってうれしい」と控えめな笑顔で喜びを表した。

 高い身体能力と豊富な練習量で40歳まで現役を続けた。「遺伝的なものも大きい」と3年前に亡くなった母ミスエさんへの感謝を口にした。現役生活の終盤はけがにも苦しんだが「いろんなことを考えて次に生かすことができた。後で考えたらプラスになる発想もできた」と振り返った。

 熊本県出身の偉大な先輩の川上哲治氏らと同じく、現役監督で殿堂入りを果たした。「今は自分の仕事を全うする。いい試合をして、ファンの人にたくさん見てもらいたい」と指揮官としての顔ものぞかせた。

 ▼ソフトバンク・王貞治球団会長の話 走攻守すべての面でファンを魅了したプレーは観戦する皆さんに感動を与えるとともに、自軍にはこれ以上頼もしい存在はありませんでした。競技者としての殿堂入りは当然のことであり、実績が評価されたことは、うれしいの一言に尽きます。

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2014年1月17日のニュース