イチロー ジャイアンツ移籍浮上 ヤ軍ベルトラン獲得で外野手過多

[ 2013年12月8日 05:30 ]

ジャイアンツ移籍が浮上したイチロー

 ヤンキースのイチロー外野手(40)の今オフの移籍先候補に、ジャイアンツが浮上した。ヤ軍は6日(日本時間7日)、カージナルスからFAとなった通算358本塁打のカルロス・ベルトラン外野手(36)と3年総額4500万ドル(約46億3500万円)で合意。イチローの来季の定位置確保が極めて困難となった現状で、複数の米メディアが、過去にも獲得に動いていたジ軍がトレードで獲得する可能性を伝えた。

 イチローの去就が慌ただしくなってきた。ヤンキースは3日、レッドソックスからFAとなったエルズベリーを「1番・中堅」として、7年総額1億5300万ドル(約157億5900万円)で獲得に合意したばかり。さらに右翼ベルトランとの大型契約にこぎつけた。今季中堅のガードナーは左翼、左翼を務めていたソリアーノはDHに回る見通しで、イチローのレギュラーとしての立場は現状でほぼ消滅した。

 この日、ヤ軍はFAとなったカノがマリナーズと合意。正二塁手が不在となったが、CBSスポーツのジョン・ヘイマン記者はジ軍のベテラン二塁手スクタロが交換要員に最適だと分析した。38歳のスクタロは、左手小指の負傷による離脱もあり今季は127試合の出場。若手のアブレイユにめどがつき、トレード候補に挙げられている。

 ジ軍の本拠AT&Tパークは、イチローが07年球宴でランニング本塁打を放ちMVPに輝いた球場。思い出の地が来季のホームとなるかもしれない。

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2013年12月8日のニュース