【パCSファイナル】楽天が球団史上初の日本シリーズ出場に王手

[ 2013年10月19日 17:07 ]

<楽・ロ>2回2死一、三塁、楽天・嶋(後方)に適時二塁打を浴びるロッテ・古谷

パ・リーグCSファイナルステージ第3戦 楽天2―0ロッテ

(10月19日 Kスタ宮城)
 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)第3戦は19日、Kスタ宮城で行われ、楽天(1位)が2―0でロッテ(3位)を下し、3勝1敗(アドバンテージの1勝を含む)で日本シリーズ進出へ王手をかけた。20日の第4戦に勝つか引き分けると進出が決まる。

 第1戦は楽天が2―0で勝ち、第2戦はロッテが延長戦の末に4―2で雪辱。リーグ優勝によるアドバンテージの1勝を加え、第3戦は楽天の2勝1敗で迎えることとなる。さて、パ・リーグ初優勝を果たした楽天が勝って日本シリーズ進出に王手をかけるのか。はたまた、3年前と同じく3位からの“下克上アゲイン”を目論むロッテがタイに持ち込むのか。予告先発は楽天が美馬、ロッテが古谷。

 【1回】ロッテは1番・根元、2番・岡田、3番・井口が3者凡退。楽天は1番・岡島、2番・藤田、3番・銀次が3者凡退。両先発投手が安定した立ち上がりを見せ、静かなスタート。

 【2回】ロッテは1死から5番・角中が左前に両チーム通じての初安打を放ち、2死後、7番・鈴木も左前打して一、二塁としたが、得点ならず。楽天は2死後、6番・枡田が死球で出塁し、続く7番・松井の中前打で一、三塁。ここで8番・嶋が左翼線二塁打を放ち、2点を先制した。

 【3回】ロッテは2死一、二塁としたが、無得点。楽天は1番からの上位打線も3者凡退で無得点に終わった。

 【4回】ロッテは3者凡退。楽天も3者凡退。

 【5回】ロッテは2死から1番・根元がこの試合2安打目となる左前打を放つも無得点。楽天は1死から敵失と9番・聖沢の左前打で一、二塁としたが、追加点はならなかった。

 【6回】ロッテは先頭の3番・井口、4番・今江が連続三振するなど3者凡退。楽天は先頭の3番・銀次が中前打で出塁すると、ロッテの投手は先発の古谷から2番手・西野にスイッチ。楽天は西野から2四球を選んで2死満塁とし、打席には2回に先制打を放った8番・嶋が入ったが、遊ゴロに倒れて無得点に終わった。ロッテの先発・古谷は5回0/3で75球を投げ、4安打2失点、1死球4奪三振の投球内容。中盤を終え、楽天が2―0とリードしている。

 【7回】ロッテは6回に続いて3者凡退。楽天は2死一、二塁で打席に4番・ジョーンズが入ったが、フォークを多投されて空振り三振に終わり、またも追加点のチャンスを逃した。

 【8回】ロッテは3回連続の3者凡退で反撃の糸口をつかめない。楽天はこの回から登板した3番手・ロサに対して先頭の5番・マギーが中前打を放ち、犠打で1死二塁としたが、7番・松井、8番・嶋が凡退。2―0と2点リードのまま最終回に向かう。

 【9回】ロッテは3番・井口が四球を選び、この試合初めて先頭打者を塁に出したが、4番・今江が二塁への併殺打に倒れ、最後は5番・角中が左翼へのフライに終わり、試合終了。楽天の先発・美馬は右肘痛で中14日での先発だったが、9回を4安打2四球7奪三振で完封勝利。楽天が対戦成績を3勝1敗とし、球団史上初の日本シリーズ出場に王手をかけた。

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2013年10月19日のニュース