父子鷹・荒井 4番の仕事「日本一のウイニングボール渡したい」

[ 2013年8月21日 14:11 ]

<日大山形・前橋育英>1回1死二、三塁、前橋育英・荒井が先制の右犠飛を放つ
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第95回全国高校野球選手権大会準決勝 前橋育英4―1日大山形

(8月21日 甲子園)
 前橋育英・荒井監督の次男の海斗主将は先制犠飛と適時打を放つ活躍で初の決勝進出に貢献。「甲子園でこんなに試合ができるのは幸せ。最後しっかり勝って日本一を取って群馬に帰りたい」と全国制覇を宣言した。

 1回1死二、三塁からきっちり犠飛を打ち上げて先制点を、3回には1死三塁から左前適時打を放って3点目をもたらし、4番の役目を果たした。準々決勝までは16打数2安打と力を発揮できなかったが、大一番で勝負強さを発揮。海斗は「当たりはよくないけど、得点できたのはうれしい」と笑顔で振り返った。

 2回戦の樟南戦では1―0勝利に貢献し、49歳の誕生日だった父にウイニングボールを贈った。その荒井監督は「まさかこんなに校歌を歌えるとは思わなかった」と初出場での快進撃を振り返り、「積み重ねてきたものを思い切って出したい」と決勝へ意気込み。海斗は「日本一になって日本一のウイニングボールを渡したい」と力強く語り、父、そして監督に一番大きなプレゼントをすることを誓った。

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