19年目コンビの相川&宮本で4打点!自力V消滅の危機を回避

[ 2013年6月25日 22:05 ]

<ヤ・D>お立ち台で笑顔の宮本(右)と相川

セ・リーグ ヤクルト7-4DeNA

(6月25日 神宮)
 点の取り合いはヤクルトが制した。阪神が中日を下したため、敗れれば自力優勝の可能性が再び消滅していたが、何とか踏みとどまった。

 2-2の同点に追いつかれた直後の3回。2死一、二塁から相川が右翼線二塁打を放ち、勝ち越し。続く宮本も十八番の右打ちで二塁打。この回3点を入れ、主導権を握り、逃げ切った。

 お立ち台に上がったのは、ともにプロ19年目のベテランコンビ、相川と宮本。相川は「(前を打つ4番の)バレンティンがすごい調子がいいし、歩かされることが多くなるだろうなと予想できる。そんな中で僕が打てば点数になるし、チームの勝利に貢献できて、ホッとしています」と胸をなで下ろした。

 ただ、自軍の投手陣が7四球。「まだまだフォアボールも多いですし、しっかり最少失点で抑えていかなければ、なかなか勝つことは難しい。しっかりバッテリーで話して、試合に臨みたいと思います」と手綱を締めた。

 宮本は5回にも中前適時打。球宴のファン投票は三塁手部門1位。「申し訳ありません。規定打席にも行ってませんし、思ったような成績も残っていない中で、これだけたくさんの票を入れていただいて、誠にありがとうございます」と感謝した。

 これで5位・DeNAと1・5ゲーム差。最下位脱出へ向け、宮本は「まずはオールスターまでに1つでも借金を減らすように全力で頑張っていきたいと思います」と語った。淡々としながらも、ベテラン2人らしい味わい深いヒーローインタビューとなった。

続きを表示

この記事のフォト

2013年6月25日のニュース