ノーモア寝坊!巨人 中井 1軍緊急昇格 出発40分前に来た

[ 2013年6月25日 06:00 ]

1軍昇格し新幹線で広島に向かう中井

 もう寝坊はしない!巨人・中井大介内野手(23)が、25日の広島戦(マツダ)で1軍に緊急昇格することが決まった。同選手は川崎市ジャイアンツ球場での11日の全体練習に寝坊して遅刻。即刻、2軍への懲罰降格を命じられていた。ホセ・ロペス内野手(29)が24日に左脇腹痛で出場選手登録を外れたことに伴い、1軍に復帰。今度は連敗中のチームを目覚めさせる。

 大失態から13日…。ジャイアンツ球場を訪れた中井は、広島遠征のためにバットやグラブを運び出した。

 「こんなに早くチャンスを頂けたことにびっくりしています。一からやるべきことをやりたい」

 最後まで神妙な表情を崩さなかった。11日に午前10時から同球場で行われた全体練習。まさかの寝坊で、球場入りは10時55分。原監督から「緊張感が足りない」と怒られ、約10万円の罰金に加えて即刻の2軍降格を言い渡された。3日の西武戦(西武ドーム)から4試合連続で1番に座るなど、レギュラー定着も見えてきた矢先の出来事だった。

 失意のどん底。そんな中井に、ファンから心温まるプレゼントが届いた。「1人で2つくれた方までいた」と目覚まし時計が大量に届いた。以前から所有していたものと合わせて計5つの目覚まし時計を、枕元に並べる生活が始まった。

 父からの強烈な叱咤(しった)もあった。「親父が…ブチ切れてました」と苦笑い。「怖くて…」と電話を拒否していると「父より」と題した長文のメールが届いた。恐る恐る目を通した文面は「信頼を取り戻すまで頑張るしかない」。その後も数日置きにメールは届き「事の重大さに気づいたか?」という内容もあった。13日のオリックス戦(京セラドーム)後には「おまえの代わりに昇格した坂口君がヒットを打ったぞ」と胸に突き刺さる「速報」まで届いた。

 全65試合に出場して打率・310、11本塁打、29打点と首位を快走するチームの立役者の一人だったロペスが左脇腹痛で離脱。その代役として中井に急きょ、白羽の矢が立てられた。原監督も「もう目覚ましなしでも、1時間くらい早く目が覚める習慣がついているでしょう」とにやり。25日の広島先発が右腕の野村のため代打待機が濃厚だが、近いうちにスタメン出場のチャンスもありそうだ。

 広島への新幹線に乗り込むために新横浜駅に姿を見せた中井。出発時刻の40分以上も前に到着し「さすがに早すぎましたかね」と頭をかいた。失った信頼は自らのバットで必ず取り戻す。

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