佐伯 浪人生活を経て引退決断 3日にも表明へ

[ 2013年2月3日 06:00 ]

現役引退を決断した佐伯

 2011年まで横浜、中日で計19年間プレーした佐伯貴弘内野手(42)が、現役引退を決断した。3日にも正式に表明する。昨季は所属球団がなく、1年間の浪人生活を経てユニホームを脱ぐことになる。

 佐伯は92年ドラフト2位で横浜(現DeNA)に入団。「メカゴジラ」の愛称で人気を得て、98年には主軸の一人としてチームの38年ぶりの優勝に貢献した。10年に戦力外通告を受け、翌11年は中日でプレー。しかしシーズン後に自由契約となり、移籍先を探していた。

 昨秋にはロッテのキャンプで入団テストを受けたが不合格。11月21日の12球団合同トライアウト(鎌ケ谷)にも参加していた。佐伯はトライアウト後「自分自身は納得している。もしどこも話が来なかったら、ユニホームを脱げばいい」と話していた。

 ◆佐伯 貴弘(さえき・たかひろ)1970年(昭45)4月18日、大阪府生まれの42歳。尽誠学園では2年夏に甲子園出場。大商大に進み、92年ドラフト2位で横浜に入団。93年5月23日の広島戦(横浜)でプロ初出場。11年には中日でプレーした。通算成績は1895試合で打率・277、156本塁打、795打点、42盗塁。1メートル86、90キロ、左投げ左打ち。

続きを表示

2013年2月3日のニュース