朝日新聞「報道は真実」 契約金超過報道 巨人側と争う姿勢

[ 2013年1月21日 11:46 ]

 プロ野球巨人の契約金超過に関する朝日新聞の報道は事実に反し、名誉を傷つけられたとして、読売巨人軍が朝日新聞社に5500万円の損害賠償などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、東京地裁(堀内明裁判長)であった。朝日側は「報道は真実」として請求棄却を求めた。3月11日の次回期日以降に具体的な反論をする。

 問題とされたのは、昨年3月15日付と16日付の朝刊に「巨人、6選手に契約金36億円」「金権野球また発覚」などの見出しで掲載した記事。1998~2005年に巨人入りした一部選手の契約金が「最高標準額」として球界で申し合わせた1億5千万円(出来高払い5千万円を含む)を超えていたと報じた。

 巨人は、最高標準額は契約金の上限ではないというのが当時の球界の一致した見解だったと主張。「不正な選手契約をしていたかのような誤った印象を与える報道だ」としている。

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2013年1月21日のニュース