今季41歳和田 ・311、17発の落合超え宣言

[ 2013年1月21日 06:00 ]

トス打撃で打ち込む和田

 “落合超え”で完全復活だ。中日の和田一浩外野手(40)が20日、愛知県春日井市内でトークショー。ここ2シーズン続けて打率3割を下回ったが、6月で41歳となる今季も自己ベストに挑戦する意気込みを見せた。基準となるのが、落合博満前監督が現役時代の95年に41歳(シーズン後に42歳)でマークした打率.311、17本塁打、65打点。同じ右の打撃職人として、偉大な先輩の記録に挑む。

 「落合さんがどうだからというわけじゃないけど、今までの自分より少しでも上回りたい。グラウンドに立てば、18歳でも40歳でも同じだから」

 昨季は打率.285、9本塁打、63打点。本来の実力からすればまだまだだが、一昨年は.232で、40歳にして打率を5分以上も引き上げる離れ業を見せた。不振に陥ったのも統一球が原因で、年齢による衰えは感じさせない。10年にマークした打率.339、37本塁打、93打点のキャリアハイに近い数字を再び残せる可能性は十分にある。

 年明けには佐賀・武雄温泉で体幹強化を中心としたハードな自主トレを敢行。「数字を残すためでもあるけど、1年間戦い抜くため」。この日もナゴヤ球場でのティー打撃で、まったく頭がぶれない職人技を披露した。40歳以上で3割をマークしたのは落合前監督を含め過去6人。伝説的選手の仲間入りを目指す。

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2013年1月21日のニュース