大島「人生初」5安打!中日、苦手の関東遠征で貯金増やした

[ 2012年8月5日 21:42 ]

ヤクルトに勝利し、チームマスコットのドアラとファンの声援に応える中日・大島

セ・リーグ 中日4―2ヤクルト

(8月5日 神宮)
 中日のリードオフマン、大島が5安打と大当たり!チームの攻撃の“起点”となり、全得点のホームを踏む活躍を見せた。

 中日は初回、先頭の大島が二塁打で出塁し、荒木の犠打で三進。続く和田の狙い通りの犠飛であっさり先制。その裏、畠山の2ランでヤクルトに逆転を許したが、すぐに反撃開始。3回にはまたもや先頭の大島が中前打、荒木が送って和田のレフトへの適時打で追いくと、5回にも、大島、荒木の連打に和田が四球を選んで無死満塁とし、森野が左犠飛を放ち加点した。9回にも大島が中前打、荒木が送り、和田も左前打の1死一、三塁で森野が右前適時打を放ち大きな4点目を挙げた。

 「人生で初めて5本打ちました。うれしいです」と大島。「自分が塁に出ると和田さん、森野さんがかえしてくれる」と先輩たちに感謝しながらも、「1番打者としての役割を十分に果たせたのではないかと思う。東京で勝てていなかったんですが、昨日の勝ちがいいきっかけとなった。これから、どんどん勝っていきたい」と満足そうな笑みを見せた。

 中堅手の定位置をつかんだ今季はここまで全試合に出場。オールスター戦のメンバーにも初めて選ばれた。前夜の最終打席から6打席連続安打で打率は2割9分6厘に上昇。高木監督は「きょうの大島は良かったね。5本なんて打てんよ」と褒め称えた。

 先発の山内は、7回5安打2失点で9勝目。中日は、“鬼門”神宮で連勝し、苦手としていた関東での6連戦を4勝1敗1分で乗り切った。貯金も今季最多の16。首位・巨人の独走は許さない。

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