桑田氏　松井に逆転の発想「戦力外をいい機会と捉えて」

パイレーツ時代のユニホームに身を包みイベントに参加した桑田氏

　元パイレーツの桑田真澄氏（４４）が４日、レイズを解雇された松井に「変化のススメ」を説いた。宮城県石巻市で行われた「ＭＬＢロードショー・イン・石巻市」に参加。現在まで去就を明かしていない巨人時代の後輩に対し「全て自分の人生。自分の思う通りにやってほしい。今年辞めるのも、３年後に辞めるのもいい」と話した。

　それでも６月中旬に松井を訪ねた際には、体の状態やバットスイングに衰えがないことは確認済み。本人が現役続行を望む場合は「フォームを変えてみるとか、（バットを）上から出して打つタイプだから全く逆のことをするとか…。同じことをやっていたら変わらないのだから」とアドバイスを送った。自身も０２年、投球フォームを変えて２桁１２勝を挙げて復活。「（理想と）逆の発想で投げて０２年につながった。戦力外をいい機会と捉えてほしい」と話した。