全セ ノリの特大逆転2ランなどで全パ下す

[ 2012年7月20日 20:43 ]

2回全セ1死一塁、中村が左越えに逆転2ランを放つ

 プロ野球のマツダオールスターゲーム2012は20日、大阪市の京セラドーム大阪で第1戦を行い、全セが4-1と全パを下した。通算成績は全パの77勝72敗9分けとなった。逆転本塁打を放った中村(DeNA)が近鉄時代の01年以来11年ぶりにMVPに輝き、賞金300万円を獲得した。両リーグでの受賞は史上5人目。敢闘選手賞はバレンティン(ヤクルト)、能見(阪神)、陽岱鋼(日本ハム)の3人。

 全パは2年目の斎藤佑樹(日本ハム)、全セがリーグトップタイの9勝を挙げている杉内俊哉(巨人)の両投手が先発。

 初回、斎藤は先頭の長野(巨人)を3球三振に切って取る立ち上がり。3人でキッチリ抑えた。その裏、全パ先頭の陽岱鋼(日本ハム)が全セとして初のオールスター出場を果たした杉内から右中間へ先制の本塁打を叩き込んだ。

 2回、全セは先頭の阿部(巨人)が三振に倒れたが、バレンティン(ヤクルト)が中前打、続く中村(DeNA)が左翼へ逆転の特大2ランを放った。高橋由(巨人)、平野(阪神)の安打などで満塁とするが、長野は併殺打でこの回2点止まり。

 3回、全セは鳥谷(阪神)が二塁打で出塁し、阿部の二ゴロで三進。続くバレンティンの内野安打の間に3点目を上げた。

 その裏、全セは館山(ヤクルト)がマウンドへ。杉内は2回、1安打、1失点。全パは中田(日本ハム)が、天井からボールが落ちてこない当たりで二塁打となり、出塁も得点にならず。

 4回、全パは斎藤に代わり西(オリックス)がマウンドへ。斎藤は3回、6安打、4失点だった。

 5回、全セは全パの3番手・益田(ロッテ)を攻め、長野、ラミレスの安打に、阿部の四球などで1死満塁とし、バレンティンのフェンスギリギリまで飛ぶ左犠飛で加点した。

 全セ先発の杉内は1点を失ったが、その後の館山、能見ら5投手は無失点で乗り切った。

 全パの打線は4安打と振るわなかった。

 第2戦は21日に松山中央公園野球場で行われ、全セは前田健(広島)、全パは成瀬(ロッテ)が先発する。

続きを表示

この記事のフォト

2012年7月20日のニュース