加藤コミ WBCの意義強調「金目で換算できないものがある」

[ 2012年7月20日 19:45 ]

 加藤コミッショナーはWBCが持つ意義の大きさを強調した。トップ選手が出場する国際大会は、現状では他にない。「(野球の)オリンピックでの復帰もまだ。出ない影響を考えないといけない」と選手会の決議を憂慮した。

 日本ハムの島田球団代表は球界の将来を考えるという点においては、選手会との共通認識とした。その上で「『侍ジャパン』という大きなプロジェクトの価値を高めていく意味でもWBCは大切」と言う。中日の佐藤球団代表は「簡単に諦める話ではない。プロ野球の関心がないとしても、WBCに関心がある人はいる」と、不参加となった場合のファンへの影響を懸念した。

 加藤コミッショナーは「金目で換算できないものがある。大きな期待が掛かって、それを無視するのは良くない」と言う。今後も、選手会を粘り強く説得していく。

 ▽ヤクルト・宮本慎也選手の話 サッカーのようにと言うとおかしいけど、第三者機関が中心になって本当の意味での世界大会をできることを選手会も望んでいる。最終決定ではないと思う。

 ▽巨人・原辰徳監督の話 双方話し合う余地があるなら、しっかり話し合ってほしい。ファンが求めるところは双方、理解していると思う。いい形で話し合って、結論を出してほしい。

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2012年7月20日のニュース