Gキラーぶり健在 能見隙なしわずか2安打で完封

[ 2012年4月7日 06:00 ]

<神・巨>小宮山をねぎらう能見(左)

セ・リーグ 阪神3-0巨人

(4月6日 甲子園)
 阪神のエース能見が今季初勝利を2安打完封で飾った。125球での完投はチーム一番乗り。得点圏に走者を背負ったのはわずか1度だけ。6回以降は無安打と抜群の安定感だった。

 「開幕戦より緊張した。甲子園球場、対巨人というところでね」。昨季、巨人戦で4勝を挙げたキラーぶりは健在だった。許した安打は3回の坂本と5回の高橋由の2安打のみ。右打者の懐に切れ込むカットボールを多用するなど10奪三振の力投で巨人打線に付け入る隙を与えなかった。「みなさん、風邪をひかないようにしてください」とスタンドの爆笑を誘った能見は最後まで余裕しゃくしゃくだった。

 ≪G完封は初≫能見(神)が2安打10奪三振で今季初完封。完封は昨年6月11日西武戦以来4度目で巨人戦は初めてだ。2桁奪三振は自身10度目だが、内訳は巨5、ヤ2、中2、広1と、半分の5度を巨人からマークするキラーぶりを発揮している。

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2012年4月7日のニュース