重症の巨人打線 開幕7戦で4度零敗 セ初の屈辱

[ 2012年4月7日 06:00 ]

<神・巨>7回の攻撃を前に円陣を組む巨人ナインだったが…

セ・リーグ 巨人0-3阪神

(4月6日 甲子園)
 今年最初の甲子園での伝統の一戦で歴史的な赤っ恥だ。開幕から7試合で4度の零敗は巨人の球団史上では1リーグ時代だった48年以来。2リーグ制以降ではセ・リーグ初の屈辱的な打線低迷に、原監督は力なく苦笑いを浮かべるしかなかった。

 「この悔しさをあすからのゲームの糧にするということ。(野球は)点取りゲームだしね、こういう結果になりますね」

 今季最少タイの2安打では勝てるわけがない。走者は4人。二塁を踏んだのは初回の1度だけだった。原監督は前夜、打線のテコ入れを示唆。しかし、オーダーは変えなかった。「こういう時こそ中心選手、クリーンアップが大いに爆発してもらわないとね。打線に関してはそれ以上でもそれ以下でもない」。その一方で自らは動いた。

 初回無死一塁で大不振の2番ボウカーに、初めて犠打のサイン。5回無死一塁では通算1犠打の小笠原に初球、送りバントのサインを送った。結果はファウルで「格好を見てヒッティングに変えた」(岡崎ヘッドコーチ)と2球目以降は打たせたが、なりふり構わぬ攻撃の表れだった。

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2012年4月7日のニュース