岡田監督 今季初会見拒否 零敗目前から4連打でドローも“怒り” 

[ 2012年4月7日 06:00 ]

<オ・楽>9回、李大浩は中前打を放つ

パ・リーグ オリックス2-2楽天

(4月6日 京セラD)
 オリックスの岡田監督が今季初めて試合後会見を拒否した。

 絶体絶命の危機から炎の4連打で執念ドローに持ち込んだ本拠地開幕戦。2点を追う9回2死から李大浩が中前打を放ち、高橋信が左前打。一、三塁の絶好機でT-岡田が初球のフォークを右前へ運んだ。さらにバルディリスの右前打で同点。マー君を土壇場で沈めたが、指揮官は全身から怒気を放ってベンチを立ち去った。

 怒りの矛先は1点ビハインドの9回に失点を食らった平野に向いたのか? 5日の日本ハム戦も8回に香月が被弾。終盤の失点に声を荒げたばかりだった。9回の4連打後、なお続いた好機で鈴木が捕ゴロに倒れたが、一塁へのスタートが遅れた。このシーンも指揮官の表情は険しかった。

 右上腕と腰の張りで調整が遅れた金子は今季初先発で7回1失点。「先頭打者を出し、いい攻撃のリズム、試合の流れにつなげていくことができなかった」と振り返った。楽天戦11連勝中だったエースの負けを消した意味は大きいが、打線は開幕7試合で本塁打がない。2リーグ制以降ではワーストだった59年の7試合に並んだ。李大浩は「(金子を)勝利投手にさせられなかった責任を感じる」とエースをかばった。

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2012年4月7日のニュース