栗山監督 大嶋は「もう話題性じゃない 使いたいと思わせる何かを感じる」

[ 2012年2月15日 09:20 ]

22歳になった日本ハム・大嶋はアンパンマンに似せた誕生日ケーキを手に笑顔

練習試合 日本ハム4―3韓国LG

(2月14日 名護)
 早大ソフトボール部出身の異色ルーキー、日本ハム・大嶋が韓国LGとの練習試合で「6番・DH」で先発出場した。

 2回は先頭で四球。この日の大嶋の見せ場はここからだった。左腕相手に恐る恐るリードを取ると、果敢にスタート。7番・飯山とのヒットエンドランは浅めの中前打で一気に三塁を陥れた。

 リードが取れないソフトボールでも盗塁を決めてきた。「自分は足が遅いと思ったらあそこは回らない。あの必死さはいいよね」と清水外野守備走塁コーチ。死球で出塁した3回は、飯山の大きな右飛が抜けたと思い込んで二塁をオーバーラン。併殺となるミスにも栗山監督は「前向きなものは気にならない」。その上で「もう話題性とかじゃない。使いたいと思わせる何かを感じさせてくれる」として、16日のDeNAとの練習試合(名護)でも起用する考えを示した。

 立場はまだ2軍だが、結果を残し続ければ「左の代打」での1軍入りは現実味を帯びてくる。それでも、22歳の誕生日を迎えた大嶋の気持ちはキャンプインの時のまま。「野球がもっともっとうまくなりたいですね」。この謙虚な気持ちこそが、大嶋を日々成長させている。

続きを表示

2012年2月15日のニュース