“ポスト青木”上田　猛打！４投手から打ち分け４安打

＜中・ヤ＞７回、ヤクルト・上田が中日の久本から中前打を放つ

練習試合 ヤクルト６―１中日

（2月14日 北谷）
　「ポスト青木」は俺が奪ってみせる。ヤクルト・上田が前日のサムスン戦の足に続き、今度はバットで魅了。中日との練習試合で５打数４安打、しかもすべて異なる投手から巧みに打ち分けた。

　「出来過ぎで怖いくらい。自分が打ちたいように打てるし、ボールも見えてる」。右投手から右前と中前に、左投手から中前と逆方向の左前に。完璧な内容だから怖くなるのも当然だ。今キャンプでは、臨時コーチの若松勉元監督と伊勢総合コーチから「自分がどういうタイプか知れ」と指導され、低い打球を打つことを意識。４安打すべてライナー性で「ヒットゾーンに打球が飛んでくれている。左投手からの２安打が収穫です」。

　安打製造機の青木が抜けた１番・中堅での猛アピール。小川監督も「センター（の定位置）を獲るという意気込みを感じる」と目を細めた。