原監督絶賛!宮国 9年ぶりの快挙 阪神戦先発へ

[ 2012年2月15日 08:18 ]

ハート形に並んだ女性ファンの真ん中で笑顔の巨人・宮国

 巨人の2年目右腕、宮国椋丞投手(19)が14日、紅白戦で「1軍デビュー」。紅組の2番手で3回から登板し、2回1安打無失点と好投した。

 試合後には、原辰徳監督(53)が出身地の沖縄で行われる19日の阪神とのオープン戦に先発起用することを即断。巨人の10代投手がオープン戦に先発するのは、03年の真田裕貴以来9年ぶりとなる。

 原監督は「一番良くないのはカウントを取れる球が一つしかないという。それでは一流投手になれない。(宮国は)カーブ、スライダーもいいですし、追い込んでからのフォークもいい。多彩な攻めがある」と絶賛。続けて「順調にいけば沖縄の第1戦で先発させたいと思います。チバリヨ!」と19日の阪神とのオープン戦に先発させることを明言した。

 降板した4回終了後に雨天コールドになるほど雨脚は強かった。悪条件でのマウンドでも首脳陣の評価を得たが、宮国本人は満足することはない。「(フォームが)バラバラで有利なカウントに持っていけずに打たれたところもあった。(19日に)投げさせていただけるなら、きょうのような悔いの残る投球はできない」。巨人では9年ぶりの10代投手のオープン戦先発。自身の地元での快投で先発ローテーション入りを引き寄せる。

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2012年2月15日のニュース