浅村4安打の固め打ち「きょうダメなら見切られる」

[ 2011年6月16日 06:00 ]

<ヤ・西>7回1死、浅村は中前打を放つ

交流戦 西武8-0ヤクルト

(6月15日 神宮)
 原点回帰の「振るスイング」で、西武・浅村が自身初の4安打の固め打ちを見せた。

 2回に22打席ぶりの安打を放つと、3回にも左前打。5回の第3打席では山本斉の高め直球を豪快に振り抜き、左翼席へ運んだ。「きょうダメだったら(首脳陣に)見切られるくらいの気持ちでいきました。1本出て、今までのことが吹っ飛んだ。結果が出て良かったです」。

 3年目の今季は初の開幕スタメンをつかみ、4月末まで打率4割をキープしていた。5月に入り不振に陥り、2割台まで落ち込んだ。考え抜いた末の結論は「自分の持ち味である積極的なスイングをすること」だった。5打席で見逃しのストライクは0。振れるゾーンの球は全てスイングした。チームは2年連続で交流戦勝ち越しを決め、渡辺監督も「今年一番と言えるゲームだった」と上機嫌だった。

 ▼西武・片岡(5月24日以来、今季4度目の猛打賞)やっと打てました。気持ちを切り替えていこうと思っていた。結果が出て良かった。

 ▼西武・土井ヘッド兼打撃コーチ(16安打8得点の打線に)先制、中押し、ダメ押しと良い感じで打線がつながった。

続きを表示

2011年6月16日のニュース