和田 交流戦男だ!単独トップ通算22勝目

[ 2011年6月16日 06:00 ]

<中・ソ>先発の和田は7回6安打1失点で、交流戦単独トップの22勝目を挙げた

交流戦 ソフトバンク5-3中日

(6月15日 ナゴヤD)
 交流戦男が決めた。ソフトバンクは先発・和田が7回1失点で交流戦単独トップの通算22勝目。勝ち星が背番号を上回った時、歓喜の瞬間は訪れた。

 「優勝を決める気持ちを忘れずにいった」

 マジック1で迎えた一戦。4回まで毎回安打を許しながら粘りの投球で無失点。試合前まで通算71打数33安打、打率・465と苦手としていた中日・和田を、初回2死一塁ではチェンジアップで見逃し三振。3回2死一塁ではスライダーで右飛に仕留めた。相手のキーマンを封じ、6回にグスマンに許した一発の1点だけに抑えた。

 これで今季の交流戦は4勝0敗で、2年間負けなしの9連勝だ。打席に立つセ・リーグ本拠地の試合では相手投手の配球を学び、全てをプラスに変えている。今年はバントの際にケガをしやすい左手親指用の衝撃吸収材を手作りするなど、準備万端で臨んだ。

 交流戦のチーム防御率は1・35。無失点試合は9と驚異的な数字を残した投手陣だが、その中でも和田はMVPの有力候補だ。それでも左腕は「今年の交流戦は調子が良くなかった。点を取ってくれるチームに感謝の交流戦です」と謙虚に話した。守護神・馬原から手渡されたウイニングボールは秋山監督に贈った。「これから気を引き締めてリーグ優勝を目指して頑張りたい」。心の底からの笑顔は、その時まで取っておく。

 ▼ソフトバンク・馬原(9回を3者凡退で8試合連続セーブ)いつも通り投げられた。きょうは結果的にこうなった。おまけのようなものですよ。

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2011年6月16日のニュース