鶴岡にスクイズ指令も…相手に読まれ奇襲失敗

[ 2011年6月15日 06:00 ]

<神・日>2回1死一・三塁、日本ハムの鶴岡は投前にスクイズするも三塁走者がホームタッチアウトで失敗に終わる

プロ野球 交流戦 日本ハム0-1阪神

(6月14日 甲子園)
 奇襲も相手に読まれたら意味がなくなる。2回1死一、三塁。日本ハム・梨田監督は「早く主導権を奪いたかった。何球目かよりも初球がいいと思った。次打者は武田勝だしうちの特長だから」と8番の鶴岡に初球スクイズを命じた。

 ところが、阪神の岩田はバントがしづらい高めのボールゾーンへ直球を投げ込んできた。「(鶴岡がスクイズをしたところを)どこかで見たことがある。スクイズもあると思った」。投球とともに勢いよくダッシュした岩田は、正面に転がった打球をグラブトス。三塁走者・ホフパワーは本塁でタッチアウトとなった。

 鶴岡は08年に2度、09年にも3度スクイズを決めている。4日のヤクルト戦(神宮)でも2回に2球連続でスクイズ(ともにファウル)を試みたばかり。岩田の頭に準備があった時点で、日本ハムの作戦は奇襲ではなくなっていた。打線は3回以降、内野安打3本。最初で最大の好機を逃し、相手左腕を完全に勢いづかせる結果となった。

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