竜の左右両輪で敵地２戦０封敗けのリベンジだ！

外野で走り込む中日の吉見

　左右の両輪で胴上げ阻止だ。中日は１５日からホームでソフトバンクと２連戦。初戦にチェン、２戦目には吉見が先発予定で、交流戦Ｖ目前の相手を迎え撃つ。

　「交流戦の優勝とかは気にしていないけど、勢いのあるチームと対戦するのは楽しみ。テンションが上がりますね」

　ナゴヤドームでの全体練習で汗を流した吉見が闘志をみなぎらせた。前回登板の９日の日本ハム戦（札幌ドーム）では７回まで３安打に抑えながら、８回に突然乱れて３失点し２敗目。それでも防御率１・５９と安定感は抜群だ。

　左のエース・チェンも８日の日本ハム戦で８回４安打１失点完投。ダルビッシュに投げ負け３敗目を喫したが「１試合１試合、自分の投球ができ始めている」と手応えを口にした。

　５月３１日、６月１日の敵地でのこのカードは２戦連続完封負け。昨季のセ・リーグ王者としてやられっぱなしでは終われない。勝率抜群のホームで、リベンジを果たすための役者は揃った。