35歳・平尾 逆転打で菊池の黒星消す「保護者なので」

[ 2011年6月13日 06:00 ]

<西・阪>5回1死満塁、中前適時打を放つ平尾

交流戦 西武11―5阪神

(6月12日 西武D)
 西武打線が輝きを取り戻した。全て単打ながら10試合ぶりの2桁安打となる11安打で11得点を奪って大勝。連敗を5で止めた渡辺監督は「連敗中だったから“積極的に、泥臭く、ギラギラしてやろう”と選手に伝えていた。その気持ちを感じた」と手応えを語った。

 1点を追う2回は下位打線の銀仁朗、熊代の適時打などで3点。再び1点ビハインドの5回は1死満塁から代打・平尾の逆転2点中前打、銀仁朗のスクイズなどで一挙4点を奪った。8回も5安打集中で4点。決勝打を放った35歳・平尾は16歳年下の菊池の黒星も消して「負けを消してよかった。“(年齢的に)保護者”なので」と笑った。

 1分けを含む5連敗中の6試合は平均1・5得点だったが、打線が復調の兆しを見せただけに渡辺監督も「交流戦の残り4試合は全部勝つつもりでやる」と反攻を誓った。

 ▼西武・ミンチェ(7回途中から投げきって来日12年目で初セーブ)調子は悪くない。今年は完封とセーブを両方やって自信になる。

 ▼西武・平野(2番手で4回4安打1失点で今季初勝利)状態は悪くない。5回に逆転した直後の6回をしっかり抑えたのが大きかった。

 ▼西武・熊代(2回に中前打でプロ初打点。5回の犠飛と合わせ2打点)雄星が先発だったから、2回は何が何でも食らいついていこうと思った。

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2011年6月13日のニュース