楽天、被災者を球場招待 敗戦にも笑顔で応援

[ 2011年5月8日 19:02 ]

パ・リーグ 楽天1-4西武

(5月8日 Kスタ宮城)
 プロ野球楽天は8日、東日本大震災で被災して宮城県内の避難所で暮らす85人を、仙台市の日本製紙クリネックススタジアム宮城で行われた西武戦に招待した。

 楽天は1―4で敗れたものの、仙台市若林区の若林体育館から訪れた大久保春雄さん(78)が「負けて残念ですが、リラックスできた。楽天には宮城の代表として頑張ってほしい」と話したように笑顔が広がった。

 試合前には強い雨が降ったが、午後2時の試合開始が近づくと快晴になった。名取市の閖上小学校6年生の京涼介君(11)は「初めてKスタに来た」と、わくわくした面持ちで声援を送った。

 試合後は選手と記念撮影などを行った。山崎武司選手(42)が「皆さんに勇気を与えられるように、一生懸命頑張ります」とあいさつすると大きな拍手が起きた。

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2011年5月8日のニュース