伝説の延長18回…星稜・山下総監督「残念と言うほかない」

[ 2011年3月6日 18:02 ]

1979年8月、高校野球で春夏連覇を果たし喜ぶ箕島高ナイン
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 石川・星稜高の監督として1979年夏、甲子園大会で尾藤監督が率いる箕島高と延長18回を戦った星稜高・山下智茂総監督は6日、系列大学野球部の合宿で滞在中の和歌山県みなべ町で悲報を知った。

 「きょう、見舞いに行こうと思っていた。和歌山にキャンプで訪れていて訃報に接するのは、本当に尾藤さんとの縁を感じる」と話した。

 高校野球史に残る一戦以来、親交を深めた尾藤氏は山下総監督にとって「兄貴のような存在」だった。「怖いイメージがあったが付き合うとすごく優しかった。人生観や野球観で大きな影響を受けた」と言う。

 昨年9月には両校の79年当時の選手らが甲子園球場で記念試合を行い、闘病中の尾藤氏も久々のユニホーム姿を見せた。山下総監督は「甲子園でお会いした時は元気だった。ただ残念と言うほかない」と悲しみに暮れた。

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