駿太「持ってる」18歳誕生日に足で初打点!

[ 2011年3月6日 06:00 ]

<中・オ>5回2死二、三塁で、オリックス駿太は内野安打を放ちオープン戦初打点を記録

オープン戦 オリックス3―5中日

(3月5日 ナゴヤドーム)
 飛ぶように走った。18歳の誕生日を自らのバットで飾った。オリックスのドラフト1位・駿太(前橋商)が持ち味を存分に発揮したのは5回だ。2死二、三塁で左腕・岡田の初球の直球を流し打つ。打球は三遊間へ。50メートル6秒0の俊足で、あっという間に一塁ベースを駆け抜けた。オープン戦3試合目で自身初打点。チャンスで見事に勝負強さを発揮した。

 「誕生日だから、いいことがあればいいなと思っていた。正田(打撃)コーチからは“ストレートを待って打っていけ”と言われた。いいところに飛んでくれた」

 この日で18歳。左翼のファンからは「ハッピーバースデー」の大合唱で祝福された。そんな晴れ舞台に駿太は、母校・前橋商野球部の富岡潤一監督(44)ら14人を招待。久々にそのプレーぶりを直接見た恩師は「凄く成長した。こんなに早く活躍するとは想像もつかなかった。ビックリ」と目を細めた。

 「あいつはええところで回ってくるやろ。ホントな…。あしたは打順を変えて下位打順で出すけど。何番を打ってもええところで回ってくるよ」と岡田監督。この日も2番で起用したが、得点圏に走者を置いた場面での打席が3度あった。オープン戦3試合連続安打で、打率も3割をキープ。日本ハム・斎藤にも劣らない「持ってる男」は「高校の監督からは、いつも積極的にいけと言われている。きょうも積極的にいった」。ひたすら前へ。そんな姿が18歳にはよく似合う。

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