尾花監督 アナライジング救援陣に手応え

[ 2011年3月6日 06:00 ]

<神・横>横浜2番手の福田

オープン戦 横浜1―5阪神

(3月5日 レクザム)
 横浜・尾花監督の表情に手応えが浮かんだ。貧打で敗れたオープン戦・阪神戦を振り返り「2番手以降は持ち味が出た」。勝敗は度外視し、6回以降を無失点に抑えた福田、藤江を称えた。

 救援陣の防御率に限れば昨季5・03から今オープン戦は4試合20イニングで2・25と改善した。2番手の福田は得意のシュートを昨季の勝負球からカウント球に変えた。6回先頭の森田には初球から2球続けて内角にシュートを投げ込み、追い込んだ。三失で出塁は許したが、後続は断ち2回無安打無失点。藤江も1回を3人で抑えた。それぞれの意識変革が結果を出し始めた。

 昨年秋の奄美大島キャンプ。尾花監督は全投手に個別のチャート表を配った。全球団、全対戦打者のデータを基に自己分析させるためだ。昨季横浜移籍後54試合に登板した江尻は「A4で約60枚くらい。目を通し“あっ”と思いました」と証言する。チャート表の「54試合・打者236人・905球」分のデータは、空振りを狙っていた江尻の昨季投球を否定。「自分は打たれる投手」とブルペンから意識を変えた。「力みが抜けた」という今季は、打たせることに主眼を置く投球に変え、オープン戦初登板の2月26日の巨人戦(沖縄)でも内野ゴロを2つ打たせるなど2回を無失点に抑えた。

 3年連続の最下位に終わったデータで自己分析し、自分を見つめ直した。尾花監督が「ゲームをつくるという点で重要」と位置づける中継ぎ陣に光明が見えてきた。就任1年目の失敗で蓄えたデータが「アナライジング(分析)野球」を実現しつつある。

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