優勝に貢献の森野は６５００万円増でサイン

２億円超で契約を更改し、笑顔がこぼれる森野

　中日の森野が、名古屋市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、６５００万円増の年俸２億２５００万円でサインした。

　今季は２年続けてレギュラーシーズンの全１４４試合に出場。自己最高でリーグ５位の打率・３２７、２２本塁打、８４打点をマークした。選手会長としてもリーグ優勝に貢献。「“よくチームを引っ張ってくれた”と言われたのが一番うれしかった。来年は最低でも今季以上の成績を残したい」と話した。

　≪社会貢献でもＧ倒だ！≫約４０分の交渉のほとんどが、来季の新ファンサービスの話題に費やされた。一例として提案したのが小学校訪問だった。「なんでドラゴンズはやっていないんだろう、という思いがあった。来年のオフにはやっていきたいです」。ライバル巨人はすでに「ジャイアンツがやってくる！」と題し、全国の小学校から公募して積極的な活動を展開している。さすがに全国規模とまでは言わないが、東海３県からスタートしたい意向。球団も前向きに検討することを約束した。来季の目標を３割、３０本塁打、１００打点とした選手会長は「社会貢献をしたい」と新たな使命にも燃えていた。