ふがいない黒星続くレンジャーズ「何一つできていない」

[ 2010年10月29日 13:01 ]

 【レンジャーズ0―9ジャイアンツ】球団初のワールドシリーズはふがいない黒星が2つ続いた。前夜に4失策すれば、この日は8回に連続押し出し四球から大量失点。投手力主体の堅実な野球で勝ち上がってきたレンジャーズが大舞台で浮足立っている。

 チームリーダーのヤングは「相手はホームでいいプレーをしていた。こっちは何一つ自分たちのプレーができなかった」と振り返った。
 第2戦までは指名打者(DH)制のない敵地での戦い。昨夜は本来DHのゲレロに右翼を守らせたが、失点に絡む2失策と足を引っ張った。ワシントン監督は「自分たちの野球をきっちりやる」と通算436本塁打の大砲を控えに回した。
 先発ウィルソンは7回途中2失点も、打線は0―1の6回1死二、三塁で4、5番が倒れるなど相手のケーンを攻略できないまま。逆に8回は2死一塁から救援したホランドが腕が縮こまって3連続四球で押し出し。次の投手も四球。火が付いた相手に7点を許した。
 監督は「巻き返す力はある。今までにもそれを示してきた」と言う。地元に戻る第3戦で立て直すきっかけをつかみたい。

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2010年10月29日のニュース