ハワード最後も…フィリーズ、3連覇の夢消える

[ 2010年10月25日 06:00 ]

ナ・リーグ優勝を決め、ガッツポーズするジャイアンツのポージー(右)の横で、うなだれるハワード

 【フィリーズ2-3ジャイアンツ】フィリーズはあと1本が出なかった。ハワードが1点を追う9回2死一、二塁で、低めへのカットボールに見逃し三振に倒れ、フ軍最後の打者となった。「低いと思った。あんな形でシーズンが終わるのはつらい」と嘆く4番の姿が敗因の象徴といえた。

 ハワードはこの日も走者を置いた場面で3三振を喫し、計12三振はナ・リーグ優勝決定シリーズワーストタイ。シーズン108打点の主砲がポストシーズン9試合で0打点に終わり、3番・アットリーもこの日の適時打が今シリーズ初打点。「もっといい攻撃ができるはずだが」とマニエル監督は、30球団トップの97勝を挙げたレギュラーシーズンとは違う拙攻続きに唇をかんだ。42~44年のカージナルス以来66年ぶりのナ・リーグ3連覇は幻と消えた。「これをモチベーションに、来年ここに帰ってくる」とハワードは自らを責めるように復権を誓った。

続きを表示

2010年10月25日のニュース