西武 ド派手に勝った!20安打19得点

[ 2010年5月6日 06:00 ]

<西・楽>お立ち台で折り紙のかぶとを被ってガッツポーズする栗山(左)と細川

 【西武19―3楽天】9連戦の締めは、ド派手な打撃ショーだった。西武は3回までに5点を先行すると、6回に打線が大爆発。打者15人攻撃で8安打。2年ぶりの1イニング10得点を挙げ、試合を決めた。7、8回にも手を緩めず、終わってみれば、いずれも今季最多の20安打19得点。渡辺監督は当然、ご満悦だった。

 「よく打った。今までたまっていたものが一気に出たね。きのうはサヨナラで、きょうのゲーム。勢いの付く勝ち方ができた」
 6回の守備。2死満塁のピンチを細川―石井義の頭脳的なピックオフプレーで脱し、流れを呼び込んだ。その直後。今季初の先発全員安打をマークした中で大きな収穫は2番打者の一発だった。
 2死二、三塁。前日にサヨナラ打を放った栗山が今季38試合、170打席目にして待望の1号を放った。3打席目まで執ように攻められた内角カットボールをとらえ、ライナーで右翼席へ。「あれがラズナーの一番いい球。狙っていたわけじゃないですけど、たまたまうまく引っかかってくれました」と振り返った。

 前日の16安打に続く爆発。チーム打率は2日間で・257から・268まで上がった。首位・ロッテとはゲーム差なしの2位。7日からは2位で並ぶソフトバンクとの3連戦。渡辺監督は「いいゲームをしてきます」と腕をぶした。
 ▼西武・中島(6号2ランを含む3安打)本塁打は詰まり気味でしたが、振り抜けました。
 <ブラウン7号2ラン!5月は量産態勢>西武・ブラウンは1点を先制した初回2死一塁から右中間に7号2ラン。「バットにボールを乗せるイメージで打った」とラズナーの低めのチェンジアップをすくい上げた。5月は5戦3発と量産態勢。8回からはDHを解除し、今季初めて左翼の守備に就いた。大量リードの展開に、交流戦を見据えた布陣をテストする余裕もあった。

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2010年5月6日のニュース