巨人 再度貯金10!坂本2年連続こどもの日アーチ

[ 2010年5月6日 06:00 ]

<巨・ヤ>お立ち台で鯉のぼりを持ち笑顔でガッツポーズする(左から)小笠原、ラミレス、坂本、東野、李

 【巨人12―0ヤクルト】こどもの日に超重量打線の本領発揮だ。巨人は5日、今季初の1試合5本塁打などで12点を挙げヤクルトに大勝した。初回に5点を奪うと、3回に坂本勇人内野手(21)がこどもの日2年連続となる6号3ランを放ち試合を決めた。

【試合結果


 前カードの阪神戦で3連敗を喫していたチームは本拠地に戻って3連勝。正念場の9連戦を5勝4敗と勝ち越し、貯金を10に戻した。
 左翼席へ描かれた放物線を子供たちは忘れないだろう。後ろ髪をなびかせ、軽快にベースを回る雄姿も忘れないだろう。2年連続となるこどもの日の一発は、チーム5人目。坂本はラミレス、東野ら5人で上がったお立ち台で満足そうにスタンドを見渡した。
 「みんながつないでくれたので走者を還したかった。多くの子供たちが来てくれて応援してくれるのは力になります」
 初回は先頭で三塁内野安打を放ち、ラミレスの3ランなど一挙5点の猛攻を演出。3回は1点を追加して、なお2死二、三塁で左翼席に6号3ランを運んだ。過去10試合で無安打が4試合もあるなど打撃の調子は下降気味だったが、2試合連続マルチ安打。「自分のヒットゾーンでもある左方向にいい打球が飛んできた。いい状態だと思います」と手応えを語った。
 こどもの日のデーゲームで打線が5発13安打と爆発。9連戦を5勝4敗で終えた原監督は「3回までの9点が大きかった。(松本、亀井ら)故障者も出たけど9連戦を乗り切れた。手応えを感じる」と目尻を下げた。
 坂本は言う。「小さいころから野球選手になりたかったけど、サッカーやバレーにも興味があったし、人よりうまくなろうと思ってた。その考えは今も生きていると思う」。チーム随一の向上心で進化を続ける21歳。そんなメッセージも、子供たちに届けたかった。

続きを表示

2010年5月6日のニュース