舞い降りてきた!小笠原 巨人56年ぶり京都弾!

[ 2010年4月22日 06:00 ]

<巨・横>この日1ホーマーを含む4打数4安打の巨人・小笠原がファンに手を挙げて応える

 【巨人4-2横浜】歴史は繰り返された――。巨人は21日、わかさスタジアム京都(旧西京極)で1954年6月以来の公式戦となる横浜戦を、同じ「背番号2」の活躍で勝利した。

【試合結果


 小笠原道大内野手(36)がリーグトップタイの7号ソロを含む4安打2打点の大暴れで、今季最多の貯金6。首位をキープした。56年前の試合も同じ番号を背負う巨人・広岡達朗の本塁打などで、横浜の前身、洋松に大勝している。
 忘れたくないのはガッツ自身だった。巨人にとって56年ぶりの京都公式戦で、7号ソロを含む4安打の大暴れ。お立ち台での声も震えた。
 「突然、舞い降りてきたような感覚。試合前から(お客さんが)たくさん入ってくれた。56年ぶりということで、すごい熱気の中でやれた。最高でした。(この試合を)一生忘れないでください」
 自己最悪の21打席無安打で迎えたが、積極性は失わなかった。初回無死一、三塁から、寺原の内角高めに浮いた初球の直球を振り抜き、先制の右前適時打を放った。3回にも3球目の直球を右前へ運び、長いトンネルを完全に抜け出した。
 5回、初球のスライダーを振り抜き、右翼席場外へ消える7号ソロ。「久しぶりだった。しっかりとらえることができた」。7回は真田の外角に逃げるシュートを右前に運び、木村拓也内野守備走塁コーチが死去し、悲しみの中でプレーした4月7日の阪神戦(甲子園)以来の1試合4安打を放った。
 「あすからも(この状態を)つなげていきたい。1球1球にすべての意識を集中させたい」。光を取り戻し、ガッツが完全復活を力強く宣言した。

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2010年4月22日のニュース