悔しさ募る一夜…松井秀、走者置き3度凡退

[ 2010年4月22日 16:54 ]

 【エンゼルス3―4タイガース】抑え投手が九回に逆転され、エンゼルスの連勝は5で止まった。ソーシア監督は相手投手の粘りを褒めたが、裏を返せば松井秀が素直に認めた通り。「追加点がまったく取れなかった。どこかで少しでも点が入っていれば、展開が変わっていたと思う」

 3点を先行した一回の攻撃には絡んだ。内外角を揺さぶられても四球を選び、モラレスの一発につなげた。だが、いずれも走者を置いた残り3打席で凡退。4番の働きとしては物足りなかった。
 無死一塁の六回、初球の変化球から振って出たがバックネット裏へのファウル。最後は内角球に窮屈なスイングを強いられて捕邪飛。2死二塁の八回は、緩急が持ち味の左腕に対し「当てたような感じになった」という勢いのない中飛だった。
 松井秀は、投手の左右や、速球派、技巧派といったタイプに応じて自分のスイングを変えたりはしない。小手先の技に頼ることを嫌い「相手は関係ない。自分の打撃ができるかどうか」という一点に集中する。痛い敗戦に不本意な打撃が重なった。悔しさが募る一夜となった。

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2010年4月22日のニュース