吉見粘って3連勝!落合監督は辛口コメント

[ 2010年4月22日 22:19 ]

ヤクルト戦に勝利し、抑えの岩瀬(右)からウイニングボールを受け取る3勝目を挙げた中日・吉見

 【中日3-1―ヤクルト】4回に2―1と逆転してもらった中日の吉見が、6回に大きなピンチを迎えた。連打と送りバントで1死二、三塁とされ、打席には一発のあるデントナ。右腕は「三振しかないと思った」と追い込んでからフォークボールを続けて空振り三振に仕留めた。

 続く相川のバットも、追い込んでから低めへのスライダーで空を切らせた。この日は高低のコントロールに苦労したと言うが、要所では持ち味の制球がさえた。

 15日の前回登板では、完封目前の9回に打球を右すね付近に受けて降板。その影響は感じさせず、7安打されながら7回1失点で踏ん張り「粘り強く投げられたとは思う」と安堵の表情をのぞかせた。7回に打席が回ると、余力はあったそうだが「逃げ切るのがうちの勝ちパターン。代わりますと言いました」と救援陣に後を託した。

 ただ、自らの3連勝を喜ぶ吉見の笑顔と、落合監督の口ぶりは対照的だった。「中4日じゃないんだから、投げきってくれないと」。真のエースと認められるには、チームよりも自身の勝ちパターンで白星をつかむ必要がある。

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2010年4月22日のニュース