最優秀投手賞対決制した左腕 最後は連続三振で締めた

[ 2009年10月29日 13:32 ]

ヤンキース戦に先発し、完投勝利を挙げたフィリーズのリー

 【フィリーズ6-1ヤンキース】ワールドシリーズ制覇の鍵を握ると目されたサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)左腕による対決は、フィリーズのリーに軍配が上がった。「タフな打線だが、緩急を使っていい投球ができたね」と誇らしげに笑った。

 持ち前の打者心理の裏を突く投球術もさえ渡った。四回にはヤンキースが誇る強打の3~5番を3者連続三振。九回に失策絡みで1点を失って完封こそ逃したものの連続三振、10Kで締めくくった。
 ここまでのポストシーズンは3試合で2勝負けなし。防御率0・74と圧巻の数字を並べていた。自身初めてのワールドシリーズ優勝に向けても「マウンドに上がったら楽しむだけだ。緊張なんかしたことがないよ」。強心臓の左腕が大一番でも輝きを放った。(共同)

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2009年10月29日のニュース