松井秀「あまりにも完敗だったので…」

[ 2009年10月29日 13:45 ]

 【ヤンキース1-6フィリーズ】敗れはしたが、ヤンキースの松井秀は1年目の2003年以来、6年ぶりに出場したワールドシリーズで1安打した。0―1の五回、先頭打者でフィリーズの先発左腕リーから中前打を放った。

 カウント2ストライクから際どいコースを見極めてフルカウントまで粘り、外角高めの速球をたたきつけた。強力打線が四回までに7三振を喫していた左腕からの一打だった。
 過去の対戦で打率2割9分4厘をマークした力を発揮。第1打席は「対策が難しい」と話していた多彩な変化球で崩され、低めに鋭く落ちるチェンジアップで空振り三振に倒れたが、2打席目にとらえた。

 ▼松井秀の話 この舞台を目指してやってきてるわけだから、幸せな気持ちは強い。結果は残念だったけど。(リーは)付け入るすきがなかった。連打にならなかった。(中前打は)あの打撃だけは良かった。(敗戦は)特に打線はしっかり切り替えて、明日とにかく勝てるようにやるしかない。あまりにも完敗だったので切り替えやすいかもしれない。(共同)

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2009年10月29日のニュース