“投手・菊地”にはチャンスいっぱいの西武

[ 2009年10月29日 19:11 ]

 日米20球団が関心を示した菊池雄星の指名権は、投手出身の監督が率いる西武に転がり込んだ。渡辺監督は「10年、20年に一人の逸材。この金の卵をいっぱしの投手に育てたい」と浮かれる様子もなく話した。

 今後は左腕の育成方針が注目される。先に行われた面談では、大リーグで活躍する松坂(レッドソックス)のほか、先発ローテーションの中心を担う涌井、岸ら入団して間もない時期に頭角を現した投手を輩出してきたことをアピールした。
 渡辺監督は入団3年目までに先発、中継ぎ、抑え、敗戦処理とすべての役割を経験。これが「投手として大きく成長できた要因」と言う。「日本を代表する投手になってほしい」と指揮官。先発枠にいる左腕はベテランの石井一と帆足だけ。チャンスは用意されている。

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2009年10月29日のニュース