万全の守備固めが…ロッテCS進出微妙に

[ 2008年9月29日 21:56 ]

 【ロ1―2日】田中のゴロが前進守備のロッテの二塁・塀内の正面に飛ぶ。同点の8回1死一、三塁。この回から守備に難があるオーティズに代わり、三塁から二塁に回っていた塀内。現状では万全の布陣だったが、この打球を前にこぼした。慌てて本塁に返球するも、わずかに及ばなかった。バレンタイン監督は「三走(糸井)が俊足で焦りがあったかもしれない」。これが痛恨の決勝の失点となった。

 0―1で敗れた開幕戦と同じで、小林宏がダルビッシュと投げ合った。右腕は負傷で途中降板したその時の屈辱を晴らすような力投。打線も絶対的なエースから1点をもぎ取った。随所に半年前とは違う姿があった。
 だが、守備だけが変わっていなかった。指揮官は「向こうにラッキーな形で点が入った。その差だった」と不運を強調したが、接戦での内野守備にはずっと不安があった。固めたはずの守備が乱れ、残り3試合でクライマックスシリーズ進出へのマジックは3。微妙な状況になった。

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2008年9月29日のニュース