オリックスCS決めた!10回スクイズ勝ち

[ 2008年9月29日 22:46 ]

10回、オリックス1死三塁、小瀬が投前に勝ち越しスクイズを決める

 【オ4―3西】オリックスが2位を確定した。延長10回、二塁打を放った先頭ローズ(代走・森山)をバントで三塁に進め、小瀬の投前スクイズで決勝点を奪った。好救援の香月が4勝目。西武は今季初の7連敗。中村の45号本塁打も空砲に終わった。

 ≪借金最大11から≫最後は好救援した香月が延長10回2死一、二塁のピンチを切り抜けると、選手たちは握手を交わし、手を叩いて抱き合った。8年連続Bクラス。低迷が長く続いた分だけ、喜びも大きかった。オリックスが2位を決め、初のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。
 まさに執念だった。3―3の延長10回。この打席まで4打数3三振だった主砲ローズが二塁打で口火を切る。「それまで打てていなくても、最後に出ればいい。それが野球だ」とローズ。北川がきっちりと送りバントを決め、最後は小瀬がスクイズを成功させた。
 なりふり構わず1点を取りにいき、「震えましたよ」と大石監督。一発だけに頼らない、小技も織り交ぜた多彩な点の取り方は、躍進を遂げた大石野球の象徴だった。
 シーズン途中の監督交代もあり、一時は借金が最大11にまで膨らんだ。「最高の気分だ。ホームで(CSを)できるのは大きい」と言うローズが目標に掲げるのは日本一だ。どん底からはい上がったオリックスが、まずはCSの第1ステージを本拠地で戦う権利を手に入れた。

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2008年9月29日のニュース