楽天が自動延長辞退 山形の2軍本拠地 

[ 2008年9月29日 19:12 ]

 プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスは29日、2軍本拠地がある山形県に対し本拠地協定の自動延長を辞退することを申し入れた。観客数の伸び悩みなどが原因としている。

 球団と山形県は集客対策など更新条件の見直しに向けた協議を進める。一方で、1軍本拠地がある仙台市に近い宮城県利府町も8月、2軍本拠地誘致の要望書を提出しており、球団は年内をめどに結論を出す方針。
 本拠地協定は2005年9月に締結。2軍本拠地を山形蔵王タカミヤホテルズスタジアム(山形県中山町)とし、2軍の主催試合の半数以上を県内で興行することなどが盛り込まれた。協定の期限は今年11月末で、9月中に申し出がなければ自動的に延長される予定だった。
 球団によると、協定期間中の県内主催試合の観客数は1試合当たり平均735人。協定が目標とした1000人を達成できておらず、県は集客数対策を協議する。

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2008年9月29日のニュース